高齢夫婦を業務用冷蔵庫に放置した息子(松本容疑者)逮捕に思うこと


 福岡市西区で親を冷蔵庫に遺棄して逃亡していたと疑われる息子が京都で逮捕されましたね。遺体を冷蔵庫に入れるってどうやってやるんだ!と思っていたのですが、業務用冷蔵庫だったんですね。松本容疑者59歳は、この夫婦の次男で同居していたみたいです。


 この事件で思ったのは、僕が20代前半だったころ、親殺しなんてありえない、日本人としての道徳が欠如している、道徳教育が大事だ、なんて論調が保守系論壇で結構あって、第一次安倍政権なんかは、教育基本法を改正したりしました。でも、これって真っ赤な嘘で、家族間の殺人だったり、凶悪犯罪だったりって、一貫して低下しているわけですよね。そういえば、最近は親殺しなんてありえないとか子どものモラルが低下とかって、あんまり聞かなくなりましたね。
(この事件は59歳がやったことなので、青少年のモラル低下は全く関係ないですが。)


 よくよく考えれば、親の介護ができなくなって殺してしまうとか、延命治療を諦めることも親殺しとして、非難されるべきことなのでしょうか。そこまで極端ではなくても、介護に辟易していたり、消耗しきっている方って日本社会に大量発生していることなので、みんな「どうゆう事情があったのだろうか」と、とりあえず考えるようになったのかもしれませんね。時代の移り変わりを感じます。