熱海土石流 避難指示は出せなかったのか。


 熱海で3日に発生した大規模な土石流、7月6日朝現在の安否不明者は24名となっています。発災から今日は3日目、自衛隊、警察、消防等は懸命な捜索活動を継続しています。この時期の屋外での活動ですから、体力の消耗もかなり厳しいものと想像できます。また、不明者の捜索でありますから、重機で掘り起こしたり、家屋を壊したりすると、身体を傷つけることにもなりますから、基本的に手作業で活動しているそうです。不明者の救出を祈るとともに、捜索活動を行っている方々へ敬意を表したいです。


 ニュースでは、熱海市長が避難指示を出さなかったのかが議論されています。発災時は、レベル3の「高齢者等避難」の状態であり、レベル4の「避難指示」は出していませんでした。市長は悔やんでいましたが、これは結果論に過ぎません。政治家が結果責任をとることは当然ですが、市長が悪い、行政が悪いと単純に言っていてはならないと思います。


 そもそも、行政が指示をするというのは、非常にセンシティブなものなのです。空振り覚悟で、大雨時に避難指示を連発していては、市民は従わなくなります。コロナの「非常事態宣言」と同じです。また、避難指示が頻繁に出るような地域やハザードマップに記載されるような地域は、地価が下がってしまいますので、そんなこと気にしない住民もいるでしょうが、行政はそういったステークホルダーにも配慮しなければならないのです。